言わずと知れた宮崎駿監督作品ですが、
環境問題を考える上で、
バイブル的な意味合いを持っていると思っています
もののけ姫のDVDパッケージです
最初にこの映画を見た時、
恥ずかしながら今ひとつ理解できませんでした
「何とも釈然としないラストだな…」
いつもの宮崎駿さんの作品とは違う、
とても不安感を覚えるものだったのです
「生きろ。」
このコピーから私が感じたものは、
プラス思考ではなく、マイナス思考の方が強かったのです
何故でしょうか?
宮崎監督の代表作である「風の谷のナウシカ」では、
どんなに地球が汚れても、
やがて自然との融合により、希望を捨てる事無く美しい未来はやって来る…
典型的なハッピーエンドにより、望みを持てる作品だったのですが、
「もののけ姫」では一転して、一度負った傷は消え去らない、
失った自然の力(シシ神)と共にその罪を永遠に背負い続けなければならない…
そんな問題提議で終わってしまったのです
人間の未来は本当に永遠なのでしょうか?
自然と共生するバランスがどの時点で崩れるのか…
過去の様々な文明が再生不可能だった歴史を繰り返さない事が、
より大きな力と地球的規模を持った今の人類に出来るのでしょうか?
一縷の望みを見守るであろう、
ラストシーンに出てくる「こだま」が見るものは…
環境問題を考えるというよりは、
寧ろ人間の生き方そのものに対するメッセージだったと思います
あ、これはあくまで私自身の感じた私見である事をご了承下さい
世界は今、先の見えない時代に突入したと言われています
単に経済的苦境に立たされたと言うべき現象では無いと思います
「環境」というキーワードを声高に謳っているのが、
本当に美しい未来に対するものだけではなく、
今までと同じ、「人間の都合」によるものでないようにしないといけません
新しい経済活動を容認させるための『エコ』では意味が無いのです
それでも、やらないよりはやった方が良いのは当然ですが、
そこに本当の環境配慮がどこまで入っていくのか、
私たちはしっかりと観察し、判断していかなければなりません
滅びていった過去の文明を繰り返さないために…
これからの未来を左右する、大切な時期が来たのだと思います
もし、まだご覧になられてない方がいらっしゃいましたら、
是非一度、いや、何度もご覧になられてみて下さい
因みに…
スタジオ ジブリの『ジブリ』が『GHIBRI』(ギブリ)の読み間違いだと知ったのはつい最近です
————————————————————————————————————————
山口県 下関市 大字延行119-1 : 合田燃料器機 ㈱: アルミュール : アルミュール ブログ : C99
————————————————————————————————————————
ピンバック: 下関市 発 - 清掃ボランティア