下関市の公共下水道事業開始50周年を記念して、
山陽終末処理場(下関市乃木浜2丁目)で開催された『下水道展』へ行きました
山陽週末処理場は、国道2号線沿いの乃木浜総合公園に隣接しています
普段は入ることのできない終末処理場ですが、今日は特別に一般開放されます
下水道の終末処理場というと、何となく汚いイメージを持たれるかもしれませんが、
場内はとても広く、建物もまだ綺麗で、匂いも気になる程ではありませんでした
私は以前サラリーマンとして働いていた頃、終末処理場の管理や改修工事を行っていた事があります
もう20年近く前になりますが、千葉県船橋市にある芝山団地内の下水処理場は、
処理水を中水道として団地内の小川やトイレの洗浄水として利用されていました
山陽終末処理場においても、高度処理された処理水を有効利用した親水広場が隣接されており、
最新の終末処理場の設備にはとても興味がありましたが、
一般の市民が相手の解放とあって、あまり詳しく見る事は出来ませんでしたが、
一緒に行った子供たちは、風船釣りやスーパーボールすくい、ふわふわトランポリン等もあり、
楽しく過ごす事が出来ました
下関市の下水道は、平成20年で50周年を迎えました
50周年を記念して、記念植樹や長府第3保育園児によるダンスパフォーマンス、ピエロのショーもありました
施設見学ツアーは、処理工程を見るものですが、最終沈殿地以前は見ることは出来ず、
高度処理水関係の施設や汚泥処理施設は見学できませんでした
私的には、汚泥やガスの再利用をどうやって行っているのか、
また高度処理水をどのような施設で管理し、どの程度まで綺麗になるのかを見れずに残念でした
下水というのは、どのような水が流れてくるかで、
そのまちの生活レベルを知ることの出来る興味深い施設です
また、汚れた水を綺麗にする工程というのは、とても楽しいものです
水は生き物ですから、使用している設備に依存するだけでなく、
管理方法によっても全く違った結果になります
その辺りをもう少し詳しく知る事が出来たら、もっと楽しいのに…と思いました
美しい海や川を維持していくためにも、大変重要な役割を持っているのが下水道です
自然の浄化能力を遥かに超える生活排水を出してしまう現代において、
下水道は水が循環するサイクルの中でなくてはならない存在になりました
私たちも日常生活において、米のとぎ汁を流さずに花や畑に撒くとか、
味噌汁はなるべく残さず食べて排水口に流さないようにする等、
ほんの少し気をつけるだけで、下水道はもっと綺麗な水に生まれ変わります
水に限らず、何でも循環したものは、最終的には自分たちに帰ってきますから…
乃木浜総合公園の親水広場、とても素敵なところです
子供たちとまた絶対に行くと約束をし、平成21年度『下水道展』を後にしました
山口県 下関市 大字延行119-1 : 合田燃料器機 ㈱: アルミュール : アルミュール ブログ : C99
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