プリウスで下関市~山口市を往復してきました
プリウスは新型になって高速道路での燃費が改善されたという記事をよく見かけます
確かに、今私が乗っている旧型プリウスの印象は、
一般道路の燃費が非常に優れているのに対し、
高速道路の燃費も悪くはないものの、一般道路の時ほどのインパクトはありません
そこで、実際はどの程度走るのか試してみたくなりました
区間は私たちの事務所がある下関市延行から、
山口市吉敷にある山口県管工事会館、同市滝町の山口県庁です
この日の天候は生憎の雨、
燃費的には晴れている時よりも少し不利だと思われます
往路は一般道~小月I.C.~小郡I.C~国道9号線を通ります
小月I.C.までは、途中下関中央霊園横を通って峠を越え、
員光(かじみつ)、王司を経由して国道491号線を通りました
この峠は決して距離的には長くありませんが、燃費的にはマイナスです
しかし、下関は地形的に山が多く、仕方ないところではあります
高速道路では、前半アクセルワークを慎重にして走りましたが、
後半は疲れてしまい…クルーズコントロールを使ってしまいました
最近ちょっとお疲れモードなのか、長時間の運転が辛くなりました
私のプリウス(2代目NHW20型2003年モデル)の場合、
全体的にクルマから伝わるインフォメーション(情報)が乏しく、
クルマの動きに対してどうしても少し遅れて操作するので、
ゲームをしているよなバーチャル感覚な部分からか、
特に高速道路での運転は神経を使います
他にも神経質になる原因はあるのですが、
同系モデルでもマイナーチェンジ後には改良されているようです
新型プリウスはその点どうなったのか、燃費と共に気になるところですね
プリウスで下関市~山口市を往復のスタート地点、下関市延行の事務所前です
上記写真、プリウスの左手(向かって右)端に、空調機の室外機が写っています
私たちの事務所の空調機は、全てヤンマー・GHP(ガスヒートポンプ、LPG仕様)なのですが、
使用されているエンジンはプリウスと同様、アトキンソンサイクルです
勿論グリーン購入法適合品として認定を受けています
私たちは環境に対して真剣に取り組んでまいりました
ISO14001(環境管理システム)の認証を受けたのは、
これまで環境に対した取り組みが正しかったかのかどうか、
第三者機関からの審査を受け、確認したかったからです
GHPは事務所を2003年に新築したのと同時に、環境負荷を考慮して導入しました
ちょっと話が脱線してしまいました。。。
まずは往路の燃費です
プリウスの燃費計(往路)は、
距離約200km;平均燃費18.9km/lからのスタートでしたので、
走行距離72kmに対して、燃費は約23.2km/lでした
速度的には、一般道では普通です
急発進や急停車は論外ですが、流れを妨げない程度に走っています
高速道路では比較的遅い方ですが、速度差は勾配により結構あり、
速度が落ちた時でも、法定速度の上限を15%以上下回ることの無い程度です
(クルーズコントロール未使用時です、分かり難い表現ですみません)
そして復路です
復路は往路とほぼ同じですが、高速道路の区間が増えて、
小郡I.C.から王司パーキングを経て下関I.C.で降りました
何故王司パーキングを経由したかは、また後ほど…
まず、山口市内~小郡I.C.~王司パーキング間の燃費です
プリウスの燃費計(復路)は、ご覧の様になっています
走行距離69kmに対し、燃費は25.6km/lでした
速度的には、一般道は往路と同じ、
高速道路はほぼ全線クルーズコントロールを使いました
セットした速度は80km/hです
中国自動車道の小郡~下関間は、さほど交通量も多くなく、
クルーズコントロールに頼り易い環境だと言えます
私程度のアクセルワークでしたら、クルーズコントロールの方が優秀な気がしますね
運転の上手な人でしたら、毎回コンスタントにもっと良い燃費が可能かもしれませんが、
私と同じ一般のドライバーなら、クルーズコントロールの使用をお勧めします
運転の負担軽減と燃費の両立が図れるのではないでしょうか
但し、周りのクルマの流れ(特に前走車)には充分に注意しましょう
そして最終区間、王司P.A.~下関I.C.~下関市延行です
プリウスの燃費計(最終区間)は、ご覧の通りです
走行距離18kmに対し、平均燃費は33.3km/lとなりました
王司パーキングから下関I.C.まではクルーズコントロールで速度は前回と同じ、
距離は高速約10km、一般道約8kmで、
一般道は流れに乗って走った結果です
高速道路と違い、一般道ではGO、STOPが多くなるため、
画面上で白いクルマの形をしたマークが多くなります
これは、速度を落とす際に回収した電気エネルギーです
減速時にB(ブレーキ)モードを頻繁に使用する事により、
ブレーキキングで失われるクルマの運動エネルギーをより多く蓄えることが出来ます
これは、先の信号や交通の流れを予測しながら無駄の無い走りをするのが前提です
無理にブレーキを遅らせて踏まない事は大変危険ですので、絶対にやってはいけません
このようにして蓄えたエネルギーを再使用できるのは、ハイブリッド車の特長です
特長を上手く活かせた走行が出来た事と、坂があまり無い条件が重なり、
最後の一般道では理想的な結果が出せました
今回、ブログのネタとして取り上げようとした結果、
従来よりもより慎重に、尚且つ高速道路では速度を控えるなどする事で、
それなりに良い燃費で走行する事が出来ました
(往復走行距離159km、平均燃費25km/l)
気になった旧型プリウスでの高速燃費も、
私が思っていたよりも良いものだと改めて認識できました
中国自動車道の小郡~下関間は、結構アップダウンも多く、
高速道路としては決して良い条件では無いと思っていたので尚更です
クルーズコントロールを使用するというルーズな運転方法をとったとしても、
速度管理を低めに設定する事が燃費向上の重要な要素らしく、
時間に余裕を持って行動する重要性を痛感しました
同じ条件で走れば、新型プリウスはもっと燃費が良いのでしょうが、
それよりもまず、運転する人の意識が大きいのだと感じました
道具に頼るだけでは不十分で、
優れた道具の特長を活かす努力をしなければ意味がないと思います
環境破壊を今よりも少なくする事は、私たち一人ひとりの意識からですね
旧型もこれだけ素晴らしい燃費を実現できるのですから、
新型プリウスへの期待は否応無しに高まりますね
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※今回の燃費計測は車載モニター上で行われたものであり、
燃費自体は目安であって、実燃費とは必ずしも同一ではない事をご了承下さい
使用した車両はNHW20型2003年モデル、グレードはG、タイヤは標準、
オプションとしてサイド&カーテンシールドエアバッグ、
EMV(エレクトロマルチヴィジョン)を装着しています
新車からの走行距離は4万5千キロ弱
乗車人数は1名、体重は約65kg
純正ISO FIXタイプのチャイルドシート一つと、
折り畳み自転車1台を積んでいました
ガソリン搭載量は約31リットル
エアコンは殆ど使用していません
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最後の締めがこんな話で申し訳ないのですが、
では何故王司パーキングに立ち寄ったのでしょうか?
私のことだから、うどんを食べるとでも思いましたか??
(王司パーキングのうどんは美味しいので有名です)
本来は速度の違いによる燃費の比較をするためにも、
往復同じ道を通るべきだったのですが…
トイレへ行く為だったのです!!
トイレへのSTOP&GOで燃費を落とさないためには、
スムーズな流れを作り易い高速道路のパーキングの方が、
一般道に下りてから寄るトイレよりも有利だと考えました
単純に我慢できなかったのでは?
まさかそんな、私に限って………
身体への思いやり、環境への思いやり、
どちらも自然現象への影響は大きなものです
節度ある行動の取れる人間でありたいですね
山口県 下関市 大字延行119-1 : 合田燃料器機 ㈱: アルミュール : アルミュール ブログ : C99
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